令和6年2月22日 仏教教養講座にご参加下さい!!

備龍会では多くの方に仏教を知っていただくことを目的に毎年一般公開の形で無料講座を開いています。
今年は大阪から末本弘然師をお招きして、「仏事作法」を主題とした教養講座を開催致します。
 

末本弘然師は正福寺(大阪府池田市)前住職様であり、「新・仏事のイロハ」「クイズ浄土真宗」など浄土真宗の多くの書籍の著者として有名な先生です。
この度の教養講座は、末本師のお話を聞かせて頂いた後に、質問形式にて参加者の皆様の疑問にお答えいただく時間を長くとっております。
どなた様でもご自由にご参加頂ける無料講座となっておりますので、是非この機会にご参集頂き共に学ばせて頂きましょう!

 

【詳細】

<備龍会主催 令和5年度 仏教教養講座>

日時:令和6年2月22日(木) 

   13時30分から16時50分

場所:本願寺備後教堂

御講師:末本弘然師 

講題:「仏さまのお供えについて (灯・香・華を中心に) 」

参加費:無料

 

スケジュール

13:00   受付

13:30   開会式

13:40   講義➀

14:20   休憩

14:30   講義②

15:10   休憩

15:30   先生への質問タイム

16:50   閉会式

 

≪講師プロフィール≫

末本弘然(すえもと・こうねん)

1951年大阪府池田市に生まれる。大阪大学文学部史学科卒。『本願寺新報』記者を経て、1983年に池田市の浄土真宗本願寺派の正福寺第20代住職に就任。2021年住職を退任し、先代住職となる。2014年から2020年まで池田市仏教会会長。現在、月刊誌『御堂さん』編集委員、月刊誌『御堂さん』で「愚僧のたわごと」を連載中。元龍谷大学非常勤講師。元朝日カルチャーセンター千里教室講師「仏教入門講座」。 著書に『仏事のイロハ』『新・仏事のイロハ』『仏さまの世界へ誘う・今昔ものがたり抄』(本願寺出版社)『インドフォトエッセイ―仏さまに出会う旅』(東方出版)『日本の浄土オラクルカード』(ヴィジョナリー・カンパニー)『クイズ浄土真宗』(探究社)ほか。

 

 

令和6年能登半島地震の被災地支援の物資をお送りしました

令和6年1月1日に起こった石川県能登半島地震により、230名以上の方がお亡くなりになり、広域にわたり建物の倒壊・損壊がありました。本当に痛ましい震災です。

備龍会として何かできることが無いかと模索していたところ、浄土真宗本願寺派金沢別院が「能登半島地震支援センター」を設置し、支援物資の受け入れをしていることを知りました。(※物資の内容については現地の状況に合わせて適宜更新されているようです)詳細についてはコチラから

そこで、備龍会では会員内に呼びかけて、1月18日~24日の期間に本願寺備後教堂に各々物資を持ってきてもらい、25日に発送作業を行うことにしました。

 

集めたのは、カップ麺、インスタント食品、ブルーシート、軍手、ゴミ袋、土嚢袋などです。すべて支援センターから指定されているものです。それぞれを分けて同じ種類のものを同一の段ボールに詰め、開けなくても中身が分かるように外に内容物の名前を書きました。

※支援先が指定する必要な物資のみを送ること、またそれぞれを同じ段ボールにまとめること、これらをしっかり守って発送をしないと現地での仕分け作業が大きな負担となってしまうので、しっかり確認する必要があります。

 

最終的に集まった物資は段ボール40箱分になりました。この度備後教堂は期間中の一時保管を快く引き受けて下さいました。岡嵜秀恵主管と職員の皆様、ありがとうござました。

集まった物資はヤマト運輸の福山中央営業所に電話連絡をした後に直接持ち込みました。ヤマト運輸の皆様が手分けをして迅速に対応してくださいました。

この度は備龍会として支援物資を送る活動を行いましたが、今後も必要に応じて適宜適切な支援をしていきたいと考えております。

東京教区青年僧侶協議会結成60周年記念行事に参加しました!

 

1月22日、東京の築地本願寺の本堂にて行われた、東京教区青年僧侶協議会(東青僧)結成60周年記念行事に参加してきました。

備龍会からは石川会長を含めた4名が参加しました。

 

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雅楽の演奏と共に色とりどりの色衣と五条袈裟を身につけた青年僧侶が出勤されました。そして親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要の際に新しく制定された「新制 御本典作法」に則って勤行が勤まりました。

築地本願寺の荘厳さも相まって、東青僧の法要は本当に素晴らしいものでした。如来様に包み込まれるような感覚の中で一緒に読経させて頂きました。

 

 

勤行の後には記念講演がありました。進行役に釈徹宗師、パネラーに安方哲爾師、福間義朝師、井出悦郎師と、4名の有識者が「供養」について各々の見識を基に議論する豪華なパネルディスカッションでした。

釈徹宗師は「比較宗教学」、安方哲爾師は「浄土真宗」、福間義朝師は「東アジアの宗教観」、井出悦郎師は「一般大衆」と、それぞれの立場、観点から供養についてお話されておられました。各々立場を明確に示されていたのがとても興味深く、おかげでとても大きな学びと慶びを頂くことができました。

特に印象に残ったのが「お葬式の法話」についての議論です。福間義朝師は「お葬式には何も言わない方がいい時がある。徐々に伝えていくことが大切じゃないだろうか。」と述べられ、一方安方哲爾師は「私は『徐々に』という考えはしません。命はいつ無くなるかわからないからです。だからいつでも法を話さないといけない。」とご自身の考えを述べられました。どちらも正しいのであって、どちらかが間違っていることでありません。ただし、僧侶として各々が覚悟を持たないといけないと自覚致しました。

 

とても有意義で贅沢な時間でした。東京教区青年僧侶協議会の皆様60周年おめでとうございます。そして大変貴重な経験を賜りましたこと心より御礼申し上げます。

 

令和5年度 備後教堂清掃&全体会

去る12月21日(木)、令和5年度の備後教堂清掃、全体会を開催しました。

例年、この時期に行っている定例行事です。

15時から福山市東町にある本願寺備後教堂の清掃をしました。

窓拭き、掃除機かけ、駐車場清掃、側溝の泥集めなど。

備龍会はいつも備後教堂を活動の拠点にしています。

お世話になっている場所なので会員一同精一杯清掃しました。

 

その後全体会を行いました。

活動報告、今後の活動内容の確認、予算、新規会員の紹介など、滞りなく終えることができました。

引用:ヒトサラHP

引用:ヒトサラHP

その後、福山駅近くの「肉バル がっつりグリル」にて忘年会を行いました。

※忘年会の写真を撮ることを忘れていました(;^_^A

お酒の勢いもお借りして、20代から40代までの若手僧侶が各々の想いをぶつけ合うとても温かい場となりました。

この度は清掃奉仕から忘年会まで30名を超える備龍会会員が集まりました。コロナ禍を迎えて以来、備龍会として集まれる機会が少なくなってしまったので、この度のご縁は会員にとって懇親の場としてもとても有意義なお時間でした。

 

「やさしく学ぶ正信偈 七高僧編」第7回レポート

11月21日(月)に「やさしく学ぶ正信偈 七高僧編」の第7回目の講座を開講致しました。

パソコン上にはこのような形で表示されます!

7回目の講座では源空聖人(法然聖人)を讃える文「選択本願弘悪世 」を中心にご講義を賜りました。今回も玉木興慈先生のご講義を備後教堂、御調東組浄泉寺様、世羅組正満寺様の3会場に設けたスクリーンに映す形式で行われました。

浄泉寺様の会場風景です
受講者の皆様に支えられて、連続講座も今回で7回目!
正満寺さまの会場風景です。当日も多くのご参加を賜りました

正満寺会場は昨日振った雨の影響で境内が少しぬかるんでいましたが、当日は暑過ぎず寒過ぎず、清々しい秋空のもと開催することが出来ました。

ストーブを灯すと少し暑いくらいでした

さて7回目の講座を持ちまして七高僧のご講義を7名全員分賜りましたが、「やさしく学ぶ正信偈 七高僧編」の連続講座は引き続き第8回目の講座を開催いたします。

次回の講座は【親鸞聖人に学ぶ私の「正信偈」「道俗時衆共同心」を中心に】と題しまして、12月19日(月)に開催予定です。そして、次回は玉木先生に京都より福山の備後教堂にお越しいただいての開催となります!

直接玉木先生の講義を受講希望の方は是非備後教堂にてご参加ください。もちろん世羅会場と尾道会場でも開講予定でございます。会員一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

備龍会50周年記念事業「お聴聞手帖」
お聴聞をより楽しめる手帖制作中♪

備龍会は来年結成50周年を迎えます。
現在、その記念事業のひとつとして、「お聴聞手帖」を製作しております。

「お聴聞」とはお寺などでご法話を聞くことをいいます。
この手帖は、「お聴聞」をより身近なものとして感じていただけるように、「聴く」「書く」「知る」を楽しむ体験手帖として、お聴聞がもっと楽しくなる橋渡しになるような手帖を目指して推し進めております。

デザインは、長崎が誇るグラフッィクデザイン事務所「ARJUNA」(アルジュナ)様に手掛けていただけることになりました。

アルジュナ様は、取締役の牛島樹世さんが真宗大谷派のお寺の出身ということもあり、「親鸞聖人750回忌の記念ロゴ」や「親鸞フォーラム」など、真宗大谷派ではこれまでに何度かお仕事をされておられますが、本願寺派とは初めてのご縁だそうです。
以前よりおしゃれなデザインの数々に、「いつかここでデザインをお願いしたい」とヨダレを垂らして見ていたところに、このたびのご縁が結ばれました。最近では「長崎デザインアワード2022」で受賞をされています。



先般、アルジュナ様と打ち合わせのため、会長田坂英尊と事業部部長伊川大慶で福岡県に行ってまいりました。


普段はオンラインでやり取りをしていますが、やっぱり対面での会議は楽しいです♪

私たち素人の浅はかな案を、いつも想像の何倍も超えて、形にしてくださり、さらには、より素晴らしい企画まで提案していただき感謝です。

あなたのいちばん「ちょうどいい」を
見つけて整えしっかり伝える
それが私たちの仕事です


その言葉に偽りなし!!その言葉以上のものを届けていただいております。
プロのお仕事に毎回ただただ驚くばかりです。

来年1月の完成を目指して、毎日かなりの熱量で協議を重ねています。
お寺参りには必ず持って行きたくなるような手帖になる!

こうご期待!

これから詳細少しづつ明らかにしていきますので皆さんどうぞお楽しみに!!

「やさしく学ぶ正信偈 七高僧編」第6回レポート

10月04日(水)に「やさしく学ぶ正信偈 七高僧編」の第6回目の講座を開講致しました!

浄泉寺様の会場です

第6回目の講座では源信和尚を讃える文「報化二土正弁立」を中心にご講義を賜りました。

源信和尚は「専雑執心判浅深 報化二土正弁立」・・・「さまざまな行をまじえて修める自力の信心は浅く、化土にしか往生できないが、念仏一つをもっぱら修める他力の信心は深く、報土に往生できる」ということを明らかにされました。

「報土」とは真実のお浄土のことであり、阿弥陀さまが本願に誓われている称名(他力の念仏)をひたすらに修する人は、この「報土」に往生すると源信和尚はお示しになります。対して「化土」とは仮のお浄土であります。自力の念仏や諸善万行(様々な自力の修行)を行って往生を願う人は、自分の善根の可能性を信じており、それは即ち「あなたをそのまま救う」という阿弥陀さまの本願を疑っていることであります。故に源信和尚はそうした自力の人は「化土」に往生してしまうのだと戒められたのです。

けれども、この化土とは阿弥陀さまが自力の人を見捨てられているという事ではありません。あえて仮のお浄土をあらわすことで、対する報土(真実のお浄土)へと衆生を誘引してくださっているのです。南無阿弥陀仏。

当日は多くのご参加を賜りました。玉木先生におかれましても大変貴重なご講義を賜り、誠にありがとうございました。備龍会会員一同、深く御礼申し上げます。

次回の講座は【源空聖人を讃える文「選択本願弘悪世」を中心に】と題しまして、11月21日(月)に開催いたします。会員一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております!

第6回やさしく学ぶ「正信偈」七高僧編
開講のご案内及び
世羅正満寺会場の中止のご案内

来る10月4日(火)第6回やさしく学ぶ「正信偈」七高僧編が開講されます。

通常は福山会場(備後教堂)、尾道会場(浄泉寺)、世羅会場(正満寺)にて開講しておりますが、この度は諸事情により、世羅会場(正満寺)での開講を中止させていただきます。ご予定くださっていた皆様には大変申し訳ございません。

福山会場(備後教堂)、尾道会場(浄泉寺)は予定通り開講いたしますので、こちらにお参りくださいますようご案内申しあげます。

尚、11月21日(月)の第7回講座は通常通り3会場で開講する予定です。今後とも、やさしく学ぶ「正信偈」七高僧編にご参加くださいますこと、心よりお待ちしております。

称名

生け花を通して

昨今、自宅で過ごす時間が増える中、そのおうち時間をいろどる趣味等をはじめられる方が増えているそうです。

私もそのうちの一人で、何か新しい趣味をと生け花をはじめました。

「生け花」

こう聞くと、
「そんなのただ花を適当に花器に生けるだけだから簡単だ」
と思われるかもしれませんが、これがなかなかそう簡単ではありません。

私は「閑渕流(かんえんりゅう)」という流派の教室でお花を習っているのですが、その流派で決められた様式の中で、手元にある花材の中から器とのバランスを考え、どの花を中心に添えるのか。

同じ花でも、手前に生けるのか、それとも後ろに生けるのかでがらっと全体の印象が変わってまいります。なので、私もお花を始めたての頃は、そういったことを考えながら生けていると、小一時間くらいあっという間に時間が過ぎていたなんてことがよくありました。

はたから見れば、何をそんなに時間をかけることがあるのかというところですが、こうした、考えながら生けている時間が楽しいのです。

どのように生ければ良い花になるのか。あーでもないこーでもないと、一輪一輪丁寧に生けていく。そうした試行錯誤の上出来上がった作品の唯一無二感はたまらないものがあります。

ところが、ここで一つ問題がございます。教室で生けた花を家に持ち帰り、同じように生けなおしても、あの唯一無二と感じたものとはどこか違うのです。その原因は何なのか。目の前の作品をあらためてよく見てみると、原因がわかりました。


そう、器が違うのです。教室で使用していた花器と家の花器とでは形が違うため、同じように生けても全体のバランスが違ってしまうのです。ですから、あらためて花器にあわせて生けなおすのですが、一度良いと思ったものをなおすのはなかなか抵抗があるものです。

そこで、ふと思うのです。思えば、私自身これまで積み重ねてきた経験等を大切にして生きておりますが、そのせいで人と意見が合わずぶつかってしまうことがございます。それもそのはず、その相手と私とでは育ってきた環境の違いから得てきたもの(器)が違うため、意見が違ってもやむを得ないのです。


であるにもかかわらず、こちらの意見や価値観をそのまま押し付けるようなことをすれば、それは相手に合わなくても仕方がありません。


けれど、そうではなく、器との調和を大切にする生け花のように、相手の相(器)を想いながら言葉を届けていくことの大切さを、私は生け花を通して学んだような気がいたします。


「花を生ける」ただそれだけなのに、なんとも奥が深いものでございます。

会員 金岡 恒宣

「やさしく学ぶ正信偈 七高僧編」第5回レポート

2022年7月4日(月)13:30~16:00

三会場にて「やさしく学ぶ正信偈 七高僧編」が開講されました!

各会場の様子を直撃してみます☆

まずは福山会場「備後教堂」から!

 

備後教堂玄関です♪
受付の様子です♪
感染対策としてお名前等をご記入いただいております。
スクリーンにて!受講。新時代の講義形式!
会長挨拶も備後教堂からお送りしております♪j

さぁ!次は尾道会場「浄泉寺」さんを見てみましょう♪

浄泉寺さんのご本堂です♪
講義は会館にて♪
玉木先生がお出迎え☆
受付の様子です☆
今回は善導大師のみ教えを学びました!
参加してくださる皆様の御熱心なお姿にいつも頭が下がります!

では最後に、世羅会場「正満寺」さんをみてみましょう♪

正満寺さんへの参道
世羅の甲山にある、正満寺さんです
受付の様子♪
世羅近郊の方々がお参りされます!
会員と先生との質疑コーナー☆
涼しい風が吹き抜けるご本堂♪
次回は源信和尚のみ教えです♪
次回は10月4日(火)です♪皆様のご受講お待ちしております!

浄土真宗本願寺派 備後教区 青年僧侶の会=備龍会のウェブサイトです。