昨年開講した連続講座「やさしく学ぶ浄土真宗」に続いて、今年は「やさしく学ぶ正信偈」の連続講座を開講いたします。
親鸞聖人が浄土真宗のみ教えを簡潔に凝縮して示された讃歌「正信偈」をやさしく学んでいきます。
講師には前回の連続講座「やさしく学ぶ浄土真宗」に引き続いて、京都龍谷大学教授であられる玉木興慈先生においでいただきます。
ご門徒の方でも、お寺の方でも、初めて仏法に触れる方でも、浄土真宗に興味がある方ならどなたでもご参加いただけます。
皆さまお誘い合わせのうえ、どうぞお越しください。
ご一緒に学ばせていただきましょう!!
- 日時
第1回3月 8日(木)
第2回5月17日(木)
第3回7月12日(木)
第4回9月27日(木)
第5回11月8日(木)
各回15時~18時まで(受付14時半~)
※休憩を間に取ります
- 場所
本願寺備後教堂
〒720-0052 福山市東町2-4-5
℡084-924-5759
- 講師:玉木興慈 先生(龍谷大学教授)
- 対象:どなたでも
- 参加費:各回2,000円
- お問い合わせ
電話 : 090-9871-7536
MAIL : dragonjournalonweb@gmail.com
(受付担当者:佐藤知水)
先日、小学生の娘が、学校から給食だよりをもらってきました。
それを見ると、学校給食の歴史について書いてありました。
給食の始まりは、1889年(明治22年)山形県鶴岡町(現:鶴岡市)の私立忠愛小学校で貧困児童を対象に無料で実施されたのが、学校給食の始まりとのことです。
戦後は食料不足で、外国からの支援物資を使った給食が提供され、みそ汁・脱脂粉乳などが出されました。
日本が豊かになるにつれ、脱脂粉乳が牛乳に切り替わり、パンやソフト麺が登場し、現在では、米飯給食が進み、行事食・郷土料理・地場産物を取り入れた給食になっているようです。
机の上に給食が並び、給食当番さんが
「手を合わせてください、いただきます」
全員で声を合わせて
「いただきます」
と、給食を食べ始めます。
しかし、ある小学校では
「うちの子どもは給食費を払っているのに、なぜ『いただきます』と言わなくてはならないのか」
というクレームがあったそうです。
このような考え方はわずかだと思いますが、私たちが食べるという行為は、牛や豚や鶏や魚などの動物や、米や野菜などの植物などの「いのち」をいただく行為です。
「あなたのいのちを私のいのちにさせていただきます」
と言うことです。
また、この給食になるまでに生産者の人、運ぶ人、調理員さん、栄養士さん、給食当番さんなど、用意してくれた人に対して感謝の気持ちを表した言葉が、「ごちそうさま」なのです。
私の家では、食事の際に家族一人ひとりが「御恩」を喜べるように本願寺派の「食事の言葉」を言うように心がけています。
本願寺「食事のことば」解説
たくさんの人が関わって、生かされていることに気づき、感謝の気持ちを体で表すことが大切ではないでしょうか。
筆者 川上浩照
浄土真宗本願寺派 備後教区 青年僧侶の会=備龍会のウェブサイトです。