年に一度、備龍会が開催している参加費無料の仏教教養講座!
今年度は「歴史に学ぶ浄土真宗の安心 -三業惑乱(さんごうわくらん)-」と題し、三浦真証(みうら しんしょう)先生にご講義をいただきます。
と、言っても多くの方が「三業惑乱って何?」と思われるのではないでしょうか。
三業惑乱とは、江戸時代中期に浄土真宗本願寺派内で教義をめぐって発生した大規模な論争です。本願寺派第6代能化(学僧のトップ)功存の教学理解を第7代能化智洞が広めたことにより惑乱が起こります。この論争は全国を巻きこむ日本最大の教学論争に発展していきますが、最終的に地方広島の学僧大瀛(だいえい)が正す形で終息します。本願寺派は、このことが一つのきっかけとなり、教学理解をとても大切にする教団となっていくのです。
今回の講座は、その大きな出来事を通して、浄土真宗の教えを分かりやすく、三浦真証先生にご講義をいただきます。
初めてお寺に参られる方も大歓迎です。
皆様お友達などお誘い合わせのうえ、ご参加ください。
日時
令和2年2月17日(月)
13:30~17:00
場所
本願寺備後教堂(広島県福山市東町2丁目4-5 ℡084-924-5759)
参加費
無料 ※門徒・僧侶問わずどなたでもお越しいただけます。
講師
1981年生。龍谷大学大学院卒。龍谷大学にて博士(文学)を取得。その後、龍谷大学・京都女子大学で非常勤講師を勤めると共に、浄土真宗本願寺派総合研究所研究員として『浄土真宗聖典全書』の編集に携わる。現在は自坊(奈良県光明寺)で法務と子育てのかたわら、真宗研究に励む。本願寺派輔教、布教使。
著書『真宗教学の歴史を貫くもの―江戸時代の三大法論入門―』(仏教教育出版/響流書房[電子版])、『本願寺宗主の向学―写字台文庫を中心にして―』(龍谷大学図書館、共著)の他、「『教行信証』伝授の一試論」(『真宗学』140号/2019年)など論文多数。
日程
13:00 受付
13:30 開会式
13:50 講義開始
16:50 閉会式
17:00 終了