東京教区青年僧侶協議会結成60周年記念行事に参加しました!

 

1月22日、東京の築地本願寺の本堂にて行われた、東京教区青年僧侶協議会(東青僧)結成60周年記念行事に参加してきました。

備龍会からは石川会長を含めた4名が参加しました。

 

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雅楽の演奏と共に色とりどりの色衣と五条袈裟を身につけた青年僧侶が出勤されました。そして親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要の際に新しく制定された「新制 御本典作法」に則って勤行が勤まりました。

築地本願寺の荘厳さも相まって、東青僧の法要は本当に素晴らしいものでした。如来様に包み込まれるような感覚の中で一緒に読経させて頂きました。

 

 

勤行の後には記念講演がありました。進行役に釈徹宗師、パネラーに安方哲爾師、福間義朝師、井出悦郎師と、4名の有識者が「供養」について各々の見識を基に議論する豪華なパネルディスカッションでした。

釈徹宗師は「比較宗教学」、安方哲爾師は「浄土真宗」、福間義朝師は「東アジアの宗教観」、井出悦郎師は「一般大衆」と、それぞれの立場、観点から供養についてお話されておられました。各々立場を明確に示されていたのがとても興味深く、おかげでとても大きな学びと慶びを頂くことができました。

特に印象に残ったのが「お葬式の法話」についての議論です。福間義朝師は「お葬式には何も言わない方がいい時がある。徐々に伝えていくことが大切じゃないだろうか。」と述べられ、一方安方哲爾師は「私は『徐々に』という考えはしません。命はいつ無くなるかわからないからです。だからいつでも法を話さないといけない。」とご自身の考えを述べられました。どちらも正しいのであって、どちらかが間違っていることでありません。ただし、僧侶として各々が覚悟を持たないといけないと自覚致しました。

 

とても有意義で贅沢な時間でした。東京教区青年僧侶協議会の皆様60周年おめでとうございます。そして大変貴重な経験を賜りましたこと心より御礼申し上げます。