令和6年能登半島地震の被災地支援の物資をお送りしました

令和6年1月1日に起こった石川県能登半島地震により、230名以上の方がお亡くなりになり、広域にわたり建物の倒壊・損壊がありました。本当に痛ましい震災です。

備龍会として何かできることが無いかと模索していたところ、浄土真宗本願寺派金沢別院が「能登半島地震支援センター」を設置し、支援物資の受け入れをしていることを知りました。(※物資の内容については現地の状況に合わせて適宜更新されているようです)詳細についてはコチラから

そこで、備龍会では会員内に呼びかけて、1月18日~24日の期間に本願寺備後教堂に各々物資を持ってきてもらい、25日に発送作業を行うことにしました。

 

集めたのは、カップ麺、インスタント食品、ブルーシート、軍手、ゴミ袋、土嚢袋などです。すべて支援センターから指定されているものです。それぞれを分けて同じ種類のものを同一の段ボールに詰め、開けなくても中身が分かるように外に内容物の名前を書きました。

※支援先が指定する必要な物資のみを送ること、またそれぞれを同じ段ボールにまとめること、これらをしっかり守って発送をしないと現地での仕分け作業が大きな負担となってしまうので、しっかり確認する必要があります。

 

最終的に集まった物資は段ボール40箱分になりました。この度備後教堂は期間中の一時保管を快く引き受けて下さいました。岡嵜秀恵主管と職員の皆様、ありがとうござました。

集まった物資はヤマト運輸の福山中央営業所に電話連絡をした後に直接持ち込みました。ヤマト運輸の皆様が手分けをして迅速に対応してくださいました。

この度は備龍会として支援物資を送る活動を行いましたが、今後も必要に応じて適宜適切な支援をしていきたいと考えております。

東京教区青年僧侶協議会結成60周年記念行事に参加しました!

 

1月22日、東京の築地本願寺の本堂にて行われた、東京教区青年僧侶協議会(東青僧)結成60周年記念行事に参加してきました。

備龍会からは石川会長を含めた4名が参加しました。

 

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雅楽の演奏と共に色とりどりの色衣と五条袈裟を身につけた青年僧侶が出勤されました。そして親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要の際に新しく制定された「新制 御本典作法」に則って勤行が勤まりました。

築地本願寺の荘厳さも相まって、東青僧の法要は本当に素晴らしいものでした。如来様に包み込まれるような感覚の中で一緒に読経させて頂きました。

 

 

勤行の後には記念講演がありました。進行役に釈徹宗師、パネラーに安方哲爾師、福間義朝師、井出悦郎師と、4名の有識者が「供養」について各々の見識を基に議論する豪華なパネルディスカッションでした。

釈徹宗師は「比較宗教学」、安方哲爾師は「浄土真宗」、福間義朝師は「東アジアの宗教観」、井出悦郎師は「一般大衆」と、それぞれの立場、観点から供養についてお話されておられました。各々立場を明確に示されていたのがとても興味深く、おかげでとても大きな学びと慶びを頂くことができました。

特に印象に残ったのが「お葬式の法話」についての議論です。福間義朝師は「お葬式には何も言わない方がいい時がある。徐々に伝えていくことが大切じゃないだろうか。」と述べられ、一方安方哲爾師は「私は『徐々に』という考えはしません。命はいつ無くなるかわからないからです。だからいつでも法を話さないといけない。」とご自身の考えを述べられました。どちらも正しいのであって、どちらかが間違っていることでありません。ただし、僧侶として各々が覚悟を持たないといけないと自覚致しました。

 

とても有意義で贅沢な時間でした。東京教区青年僧侶協議会の皆様60周年おめでとうございます。そして大変貴重な経験を賜りましたこと心より御礼申し上げます。