「ニュース・トピックス」カテゴリーアーカイブ

備龍会主催行事のお知らせやご報告はもちろん、メンバーのお寺や個人の活動など、さまざまな関連情報を随時お知らせしていきます。

「やさしく学ぶ正信偈」連続講座はじめます!

昨年開講した連続講座「やさしく学ぶ浄土真宗」に続いて、今年は「やさしく学ぶ正信偈」の連続講座を開講いたします。

親鸞聖人が浄土真宗のみ教えを簡潔に凝縮して示された讃歌「正信偈」をやさしく学んでいきます。

講師には前回の連続講座「やさしく学ぶ浄土真宗」に引き続いて、京都龍谷大学教授であられる玉木興慈先生においでいただきます。

ご門徒の方でも、お寺の方でも、初めて仏法に触れる方でも、浄土真宗に興味がある方ならどなたでもご参加いただけます。

皆さまお誘い合わせのうえ、どうぞお越しください。
ご一緒に学ばせていただきましょう!!


  • 日時
    第1回3月 8日(木)
    第2回5月17日(木)
    第3回7月12日(木)
    第4回9月27日(木)
    第5回11月8日(木)
    各回15時~18時まで(受付14時半~)
    ※休憩を間に取ります
  • 場所
    本願寺備後教堂
    〒720-0052 福山市東町2-4-5
    ℡084-924-5759
  • 講師:玉木興慈 先生(龍谷大学教授)
  • 対象:どなたでも
  • 参加費:各回2,000円
  • お問い合わせ
    電話  : 090-9871-7536
    MAIL :  dragonjournalonweb@gmail.com
    (受付担当者:佐藤知水)


仏教教養講座「地獄絵絵解き 音解き」のご案内

備龍会が年に1度開催する「仏教教養講座」、昨年は親鸞聖人の御生涯を絵で表した「御絵伝」のご解説をプロジェクターを用いて、わかりやすく、また有難く解説していただきました。

今年度は、「地獄絵絵解き 音解き」と題し、ご講師に関西学院大学文学部教授 西山克先生をお招きし、プロジェクターを用いて地獄絵「熊野観心十界図」を詳しくご講義いただきます。

その後は楽団 ファンファーレ・ロマンギャルドによる迫力ある演奏影絵人形劇影像 蝸牛車影絵を通して、より立体的に地獄の世界を味わっていきます。

昨年、龍谷ミュージアム特別展「『地獄絵ワンダーランド』プレミアムナイト企画」でご講演された際は、超満員で大好評でした。

「地獄は一定すみかぞかし」(地獄こそが決定的なわたしの住みかなのです)と親鸞聖人はおっしゃいました。同時に「そのようなあなたを救わずにはおられない」と願い、はたらかれる阿弥陀様のお救いを慶ばれたのです。
地獄を深く学ぶ中に、阿弥陀様のお慈悲を仰がせていただきましょう。
どうか皆様お誘い合わせのうえ、ご参加ください。


日時
平成30年3月1日(木)
13:30~16:40

場所
本願寺備後教堂(広島県福山市東町2丁目4-5 ℡084-924-5759)

参加費
無料 ※僧侶・門徒問わずどなたでもお越しいただけます。

講師
絵解き 西山 克(関西学院大学・文学部教授)
音解き ファンファーレ・ロマンギャルド
影絵人形劇影像 蝸牛車

内容
地獄絵「熊野観心十界図」の解説(絵解き)を聞き、その世界を基に「組曲 六道」の演奏(音解き)と、六道輪廻を巡る影絵人形劇の映像を楽しむ…これぞ地獄尽くし!

日程
13:00 受付
13:30 開会式
13:50 地獄絵絵解き
15:45 音解き(影絵映像付き ライブ演奏)
16:30 閉会式

お供物特集(前編)

西本願寺最大の年中法要、御正忌報恩講法要が1月9日~16日まで盛大に厳修されました。

御影堂(ごえいどう)の中心となる御真影様(ごしんねいさま:親鸞聖人御木像)の周囲は雅やかにお荘厳がなされていますが、その中でも破壊力抜群のビジュアルで目を引くのがお供物(おくもつ)です。

今年の報恩講のしおりの表紙にもお供物が描かれていました。

餅や落雁、果物などを積み上げたお供物は直径20センチ弱、供笥(くげと読みます、お供物をのせる台のこと)を含めると、高さは80センチにおよびます。もっとも大きな「千盛饅頭」は高さ1.5メートルにもなり、咲き乱れる椿の装飾がお供物の王者という風格を漂わせています。


“報恩講期間中は、本願寺渡り廊下にて、荘厳具・仏華・供物などの展示がなされているので目の前で拝見することができます。”

供物は、尊前に供える餅・菓子・果物などのことをいいます。
本願寺の御正忌報恩講法要においては、御真影様の御前に10具(10対)の供物を内側より、彩色餅・白雪香・山吹・洲浜・蜜柑・紅梅糖・松風・紅餅・銀杏・千盛饅頭の順にお供えされます。

荘厳仏具で彩られた御影堂内陣のなかでも、これら10具のお供物が立ち並ぶ姿は圧巻です。

お供物詳細参考:本願寺勤式指導所ホームページ

これらすべては、銘菓「松風」で有名な、御供物司「亀屋陸奥」が口伝で継承されてきました。創業当時から西本願寺へ作り続け納めてきた、その歴史は500年にものぼります。

添加物は一切用いず、豪華で精巧に積み上げられたお供物からは、菓子職人のただならぬ心意気を感じます。

餅の原料には全国の門信徒から集められたもち米が使われるなど、徹底した宗祖親鸞聖人への想いが込められています。

写真:「本願寺報恩講しおり」より転載


 

さて、西本願寺だけではなく、一般の寺院においても、法要の際にはお供物をいたします。もちろん、お供物の準備に費やすことができる時間、人員や予算など全ての法要において、

「絢爛豪華にお供物を!」

 

というわけにはなかなかまいりません。しかし、報恩講法要や慶讃法要など、特別大切になされる法要等ではそれぞれに工夫やこだわりを見ることができます。

例えば、備後の中には住職自らが落雁を1から手作りし、

 

ご門徒の皆さまと完成させていくというお寺があったり、


“これは匠の域ですね”

法要後に仏様からの”お下がり”として、参詣者にお配りしやすいものを吟味して選ばれ、美しく見えるように工夫をこらしておられるお寺など、お供物の様式も様々です。

“ズレないようにまっすぐ重ねていくというのも大変な作業です”

「子供報恩講」という子供たちの法要を開かれて、子供たちに喜ばれるものを考えてお供えされることもあります。


 

その中で、備後地方で特に報恩講法要でよくお見かけするお供物を1つご紹介いたします。

いつどのようにして始まったものなのか、備後地方を中心に伝わってきたものなのか、詳細を確認することはできませんでしたが、古くからずっと続いてきた伝統的なものであるということは間違いありません。
※詳しく知っておられる方があればぜひご教授ください!!

 

作り方もお寺によって微妙に違いがあるようです。

まず原料に米粉ともち米を混ぜたものを搗いて棒状にしていきます。
分量も3:2で混ぜるというお寺もあれば、米粉100%でされるというお寺もあります。

それを斜めにカットしていきます。

カットする太さもそれぞれのお寺によってこだわりがあるようです。

輪ゴムなどで根元を止めていきます。

止めたところが目立たないように、お餅と同じ色のゴムを使われたり、透明のゴムを使って作られるというお寺もあります。

完成です!

蓮華の花が咲くような姿から「蓮華盛」と称されたり、花びらのような姿から「花びら餅」と呼ばれます。

こちらは白餅だけで作られ、餅を切るのに肉を切る道具を用いたものです。

色彩鮮やかに作られるお寺もあります。

「蓮華盛」は始めは垂直で止められています。それが、冬にストーブなどで本堂内がじんわりと温まっていく”熱”の伝達によって、少しずつ花びらが開いて咲いていくかのように、だんだんと曲線を描いていきます。法要の間に、開いていく過程も楽しむことができるんですね。

この特色をお聞きしながら、私たちも仏様のお慈悲のぬくもりによって、少しずつ仏法をよろこぶ心の花びらが開いていく。そしてお念仏の大輪を咲かせるという、ぬくもりによって「蓮華盛」が開いていく姿に、そんな味わいを重ねさせていただいたことです。


法要後お供物を下供して、参詣者にお配りすることがあります。そんなとき「お供物は仏華の後ろに隠れて見えにくかったから、どんなのをされていたのか気が付かなかったよ!」と言われることがよくあるそうです。
お供物だけに限らず、心をこめてお荘厳されたお内陣を、改めて注目しながら見てみるというのも、お寺参りの楽しみの1つになるのではないでしょうか?

「お供物特集(後編)」ではお供物の「実用例集」ということで、さまざまなお供物をご紹介していきたいと思います!!
またぜひ、ご一読ください!!

第1回「やさしく学ぶ浄土真宗」レポート

〝浄土真宗のみ教えを分かりやすく学べる場がもっともっと増えてほしい〟

そんな思いから立ち上がった企画、「やさしく学ぶ浄土真宗」の第1回が3月2日に福山市市民参画センターで開催されました。

「参加者があるんだろうか?」

そんな主催側の心配も他所に、予想を大きく上回る参加人数で会場は満席となりました。

講題は「生死(の迷い)を超える」です。

玉木先生はまずお釈迦様のご誕生から味わっていかれました。
お釈迦様は誕生後すぐに7歩歩まられたとお聞かせいただいておりますが、なぜ6歩でなく8歩でもなく7歩だったのか?
そこに「六道輪廻」という迷いの状態をお示しになられます。

①地獄・・・苦しみのきわまった世界。
②餓鬼・・・飢餓に悩まされる世界。
③畜生・・・人に養われて生きているもの。
④修羅・・・絶えず対立し闘争するもの。
⑤人
⑥天・・・人界より素晴らしい世界で、衆生が受ける最高の生存。

仏教ではこれらすべては迷いの悪い状態だと考えます。玉木先生はこれらの世界を私たちの日常での出来事に重ねて例えていかれ、

「人として生かさせていただいている私たちですが、同時に六道の状態にいるともいえるでしょう」

とお示しくださいました。お釈迦様の7歩の意味は、その六道を超えていく7の道と考えていく、仏教は六道を超える教えなんだということを最初に聞かせていただきました。

お話しの中にはユーモアを取り入れられて、参加者は興味をそそられます。

例えば先生がご用意くださった資料の中で、「腹」という字が横に寝てます。

玉木先生「このように日頃から心がけてます!」

「なんだろう?」と参加者が顔を見合わせる中、

玉木先生腹を立てず!ということです」

とご解説をいただくと会場の参加者も思わずニンマリ♪
しかし腹が立ってしまうのが私たちで、それも煩悩という苦しみの姿なんですね。

開催が3月2日ということもあり、ひな祭りのイラストを付けられているところも和みます。

他にも掲示伝道におススメの言葉をご紹介してくださったり、終始興味深く参加者を飽きさせない色々な工夫が施されていました。

その後も、六道という悪い状態・迷いの中にある私たちの姿、そしてその私を、親が子を心配するように、心配で心配で見ておられる阿弥陀様のお心を丁寧に丁寧にお話しくださいました。

先生には本当にやさしく優しく易しく語っていただきました。次の講義が待ち遠しいです♪

次回、第2回は5月25日(木)となっております。
どうぞ皆さま有縁の方々お誘い合わせのうえ、共々に親鸞聖人の浄土真宗について、やさしく学ばせていただきましょう!

『御絵伝解説~親鸞聖人九十年の御生涯』

先般2月13日に備龍会主催の仏教教養講座が開かれました。

今年も昨年に引き続き、大阪の宮部誓雅先生にお越しいただき、親鸞聖人九十年の御生涯が描かれた『御絵伝』を、プロジェクターを用いて分かりやすく解説していただきました。

昨年は四幅ある御絵伝のうち第一幅のみの講座でしたが、今回残りの三幅の中から特に重要な場面をピックアップして、最後まで解説していただきました。

いつもは一回の研修会につき一幅でお話されることが多いようなので、相当無茶な依頼だったと思います。限りある時間の中で丁寧にまとめてくださった宮部先生には本当に感謝です。
お蔭で御絵伝の全体像を把握させていただく、大変よい機縁となりました。

このように実際に御絵伝の場面を大きくしての解説、本当に見やすく分かりやすいです。

スライドの良さは言葉を聞きながら目でも多くの情報を得ることができることです。濃密な時間で、会場にいる皆がぐっと場面に集中している感じが伝わってきました。
スライドを用いての解説の後には、御絵伝の場面に先生が味合われるみ教えを御法話してくださる時間もありました。
御絵伝も日々研究が進み新しい発見などもあるそうです。
親鸞聖人が御流罪になられた背景や、山伏弁円さんとの出会いの意味など、引き込まれるお話をたくさんしていただきました。

今回宮部先生のお話を聞かせていただき、今後『御絵伝』を「自分たちでももっと学ばせていただきたい」という思いが強くなりました。

また、お掛け軸として皆で見て敬えるようにした『御絵伝』は、当時としては画期的な伝道方法であったのでしょう。

私たち青年僧侶が現代社会において親鸞聖人のみ教えを広く伝えていくためには、このように新たな視聴覚伝道について研究していく必要もあると思います。
今回の研修は私たちにとって新たな取り組みの可能性を考えさせられる大変有意義な時間となりました。

浄青僧全国大会 in 築地本願寺。

備龍会が加盟する「浄土真宗青年僧侶連絡協議会」の第25回全国大会が東京築地本願寺で開催されました。

大谷光淳ご門主様ご臨席のもと、開会式が始まり、「宗祖讃仰作法(音楽法要)」が勤まりました。

築地本願寺には立派なパイプオルガンが常設されており、多彩な音色に雅楽と声明が調和して、美しいハーモニーを奏でます。

大会のテーマは「浄土真宗だからできること~僕らの時寺問題2017~」

研修は釈 徹宗先生をコーディネーターにパネルディスカッション形式で行われ、先ず「夜回り先生」として有名な水谷 修先生より問題提起がなされました。

現代社会において多くの悩みを抱える若者たちと深く関わり続けて来られた水谷先生から発せられたのは、数限りない若者たちの苦悩の現状、湧きおこる問題、そこに光を射す事の出来る仏教(お寺)の可能性。それらの提起に、満井秀城・紫藤常昭・脇谷暁融先生がそれぞれ専門とする立場からディスカッションされました。

会場内には、『ダキシメルオモイ』展が併催され、小林憲明さんの作品が展示されました。

麻布に油彩で描かれた作品は、適度に透明感があり、空間に自然と溶け込んでいくようです。

東北の震災以降、福島の親子を中心に描き続けている小林さんは、子供を守りたい、安心して暮らしたい、そんなごくあたりまえがあたりまえでなくなった世の中で

〝ダキシメルオモイ〟

子を抱きしめる親の姿にオモイを込めて描き繋いでいきたいとお話しくださいました。
夜は懇親会にて親睦を深め、それぞれの地で頑張る同じ青年僧侶の姿に元気をもらいました。
有意義な研修が、大きな糧となるように精進してまいります。
東京教区青年僧侶協議会のみなさま、準備等々お疲れ様でした。本当に有難うございました。


おまけ

せっかくの築地ということで、旅のだいご味、会員それぞれ食べ歩きしてましたので紹介してみます。
築地本願寺へお参りの際には、ぜひお立ち寄りの参考に。

「ラーメン井上」
ここは外せないと多くの会員が立ち寄りました。あっさりで朝からでも食べられます。

「きつねやのホルモン丼」
築地本願寺お朝事の帰りに朝7時から食べました。さすがに胃にもたれましたがまことに美味です。

「月島もんじゃ」
研修終わってみんなで食べに行きました。備後ではあまり食べる機会がないので新鮮です。べビスターラーメントッピングというのも斬新です。
その他にも、東京の皆さまにたくさん紹介していただきました。次回来たときにはぜひ立ち寄ってみたいと思います。

「やさしく学ぶ浄土真宗」

浄土真宗の教えをわかりやすく学べる講座「やさしく学ぶ浄土真宗」を開講いたします。
生死の迷いを超え、生きる意味、死ぬ意味、親鸞聖人のお示しくださった教えを1からやさしく学んでいきます。
ご門徒の方でも、お寺の方でも、初めて仏法に触れる方でも、浄土真宗に興味がある方ならどなたでもご参加いただけます。
皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひお越しください!!


  • 日時
    第1回月 2日(木)
    第2回5月25日(木)
    第3回7月13日(木)
    第4回9月14日(木)
    各回15時~18時まで(受付14時半~)
    ※休憩を間に1回取ります
  • 場所
    福山市市民参画センター
    〒720-0056 福山市本町1-35
    ℡084-923-9005
  • 講師:玉木興慈 先生(龍谷大学教授)
  • 講題:「生死を超える」
  • 対象:どなたでも
  • 参加費:各回2,000円
  • お申し込み:電話・FAX・MAIL等で、お名前とご連絡先をお知らせください。
    電話      090-9064-7173
    FAX   0848-47-0140
    MAIL    dragonjournalonweb@gmail.com
    (受付担当者:河村祐昭)

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【福山市市民参画センター地図】%e5%b8%82%e6%b0%91%e5%8f%82%e7%94%bb%e3%82%bb%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc

2月13日「仏教教養講座」開講します!!

備龍会が年に1度開催する「仏教教養講座」、昨年は親鸞聖人の御生涯を絵で表した「御絵伝」の第1幅をご解説いただきました。

今年度は、多数の継続希望のお声から、昨年に引き続き宮部誓雅先生にお越しいただき、第2幅~第4幅までご解説いただきます。

どうか皆様お誘い合わせのうえ、ご参加ください。

昨年の講座レポートご参考ください。

親鸞聖人の法然聖人との出会いに思いをよせて


日時  2017年2月13日(月)13時半より
場所  本願寺備後教堂 2階本堂
〒720-0052 福山東町2-4-5  ℡084-924-5759

講師  大阪教区 島中南組 誓覚寺 宮部誓雅 師
講題  「親鸞聖人九十年の生涯」

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第60回中・四国地区仏教婦人会大会

 


今年で60回目となる「中・四国地区仏教婦人会大会」が、8月24日に岡山で開催されました。備龍会もスタッフとしてお手伝いさせていただきましたのでレポートいたします。

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この大会は、四州、安芸、山陰、山口、備後と、各教区の持ち回りで開かれています。このたびは備後教区が担当で「コンベックス岡山」を会場に、参加者2797名で開催されました。
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大型バスだけで数十台、駐車場整理も一筋縄にはいきません。しかし、スタッフの的確かつ素早い誘導でバスが見事に駐車場に納まっていきます。


受付を通り、2重暗幕が施された入り口をくぐると、たくさんのカラフルな蝋燭のやさしい光と辛夷(こぶし)の花が描かれた看板が迎えてくれました。
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仏教婦人会の式章には〝辛夷の花〟の文様が彩られています。その由来について説明書きが添えられていました。

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説明によると、親鸞聖人の伴侶となられた恵信尼様のゆかりの花として、辛夷の文様が使われているんだそうです。勉強になります!
参加者も説明書きを頷きながら読まれていました。


場内には大型スクリーンが3台設置されており、大会のロゴがアニメーションで流れていました。

大会のロゴは、「消しゴムはんこ×仏教ユニット」として活動されている「諸行無常ズ」さんがデザインされたものです。
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可愛らしい素敵なデザインですね。記念品も好評のようでした。


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大谷光淳ご門主様ご臨席のもと、開会式が始まります。仏華の大きさに圧倒されます。

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はじめに仏教婦人会の歴史を振り返る回顧映像が流れ、引き続いて仏前に〝おひかり〟をお供えする「献灯」が行われました。
先に紹介した、入り口に施された蝋燭と、こちらの献灯で用いられた蝋燭は、備後教区内のお寺やご家庭のお仏壇で使われた蝋燭の残蝋を集めて、備龍会会員が、ひとつひとつ手作りしました。
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献灯の蝋燭は、バレーボールほどの大きさで、水風船を使って作りました。重さなど持たれる方のことを考えて中を空洞に〝ランタン〟のような作りにしました。

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備後教区内の坊守さんで結成されているコーラス隊の美しい声に導かれ、音楽法要がお勤めされました。


開会式の後、天岸浄圓先生の記念講演に移ります。
講題は「自信教人信のこころ」。

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ユーモアに溢れたお話で、楽しく、そして有り難く、1時間の講演はあっという間に過ぎました。しかし、あらためて「お念仏する者として生きていますか?」と私自身に問いかけられているように感じ、思わず背筋が伸びるようでした。


昼休憩には会場と隣の物品会場とを中継放送でつなぎ、備龍会会員が物品を紹介しました。テレビを見ているような楽しい演出で、昼食中の会場の皆さんからも笑いが起こっていました。
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備後地方の名産品を中心に24店舗が出店されました。

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大盛況です。
備龍会も参加者の購買意欲に一役買ったかも?(笑)


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午後の部は、宗門校の岡山龍谷高等学校太鼓部による軽快な太鼓から始まりました。若さみなぎる力強い演奏に胸が弾みます。

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引き続いて、岡山龍谷高等学校専務理事でパラオ共和国大統領より「教育文化プロモーター」として認定されている中村好孝先生のお話し。映像を用いながらの「笑いアリ涙アリ」のお話しで、先生の巧みなトークに自然と引き込まれます。


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最後に、プロの声楽家の皆さんによる仏教讃歌は圧巻でした。美しいハーモニーに聞き惚れます。何とももったいない優雅なひと時です。
終わりに参加者全員で「念仏」という仏教讃歌を歌い終わると、
「会場の上をご覧ください」
というMCがあり天井を見上げると、天井から紙飛行機が旋回しながら舞い降りてきました。

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写真では少し見えにくいですが、紙飛行機が3000機、約3分の間ゆったりと飛行しました。突然のサプライズ飛行演出と照明効果も重なって、会場は驚きの歓声と拍手で包まれました。

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私も一つゲットできました。福山市は紙飛行機でも有名な町であり、日本で唯一「紙ヒコーキ博物館」があります。

「お念仏の声が、私からあなたへ。そして世界へ広がり、つながっていきますように。」

そんな願いが込められた紙飛行機のプレゼントを受け取りました。


「元気をもらいました」とスタッフに声をかけられる参加者の姿も拝見しましたが、終始、参加者を飽きさせない細かいところへの気配りが届いた素晴らしい大会でした。

実行委員・スタッフみなさん、本当にご苦労さまでした。

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平成28年熊本地震ボランティア活動レポート

7月に入った日の夕方でした。梅雨空の中、いよいよ猛暑が始まるとの情報を県内のプール開きを伝えるニュースで聞きながら、被災地で過ごされる方々のことをふと思い返していました。

その思いに至ったのは4月の地震で大きな被害を受けた熊本を訪れた経験からでした。この暑さの中をどのように過ごされているだろうか… 復興は進んでいるのだろうか… わずかな滞在ではありましたが、被災地「熊本」で見て聞いて感じたことを記させていただきたいと思います。

震災から2カ月近くが過ぎた6月6日に熊本へ向かい、備龍会として2泊3日のボランティア活動をさせていただきました。会員個々においては震災間もない時期に現地に向かった者もいましたが、本震後に途切れることなく続く余震の終息がみえない中、会として被災地に向かう判断がつかず、徐々に震災を伝えるニュースも少なくなった5月下旬に「まだ現地でお手伝い出来る事が何かあるのでは。」と被災地入りを計画したことでした。

現地に向かい最初に見た震災の痕跡は、車窓から見える家々の屋根の上に掛けられたブルーシート。様々な被災地で目にした風景に、現地に足を踏み入れる緊張感を持ちました。

先ず訪ねたのは今回の活動先をご紹介くださった本願寺熊本別院でした。会として募った義捐金をお渡しし、別院のご輪番から被災地の現況を聞かせていただきました。余震の影響で私たちの思っている以上に復興は進んでいないこと、また深刻な被災は局地的であることを知りました。DSC_0520

(熊本別院でご輪番から被災地の現況を説明いただきました。)

※輪番・・・別院を統括する役職。その役職者。

 

翌日、ボランティア活動をさせていただいたのは南阿蘇村の浄林寺さまでした。南阿蘇村はこの度の地震で大きな被害を受けた地域の一つで、15名の方が亡くなられ1名の方は未だに行方不明です。現地までの道中では大規模な地滑りや地割れが散見され、道路は各所で分断され通行止めとなっており、到着に相当の時間を要しました。

浄林寺さまでの作業は集められた瓦礫の撤去でした。殆どが剥がれ落ちた瓦で、瓦礫の量はトラック5杯分にも及びました。しかし備龍会会員10名の他にも別院からの呼びかけで集まられた方々が10名ほどおられ、作業は昼食を挟んで3時間あまりで終了。このような状況下では、人の力、特にたくさんの人が同じ思いを持って動く事が本当に大きな力になると感じました。

この日の作業を手伝いに来られた方の中に自宅が全壊された方がおられ、話を伺うと自宅での作業は一先ず終わったので手伝いに来られたとのこと。自らが被災したことで被災された方の大変さが分かるから助けになりたかったとお話しくださいました。image7

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(大量の瓦礫も徐々に撤去され、きれいになりました。)

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(昼食は各自で用意して行きましたが、浄林寺さまのご厚意でおにぎりや団子汁などをご馳走になりました。大変美味しくいただきました。)

 

作業が終わると、浄林寺ご住職のご厚意により南阿蘇村の被災箇所を案内していただきました。ご住職は自身も被災者でありながら消防団員として被災地で活動しておられ、その体験を踏まえて震災直後の状況をお話しくださいました。倒壊した建築物、大規模な地滑りの痕、崩落した阿蘇大橋、案内していただいた各所で突然に起こる自然災害の恐ろしさとその現象に対する人間の無力さを痛感しました。DSC_0543

(大規模な地滑りの痕)

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(同じ南阿蘇の正教寺さま。山門と鐘楼は完全に倒壊しており、本堂にも大きな被害を受けておられました。)

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(地震の揺れにより倒壊した家屋)

image4(崩落した駐車場の路面とガードレール。阿蘇大橋や東海大学阿蘇キャンパス近辺には深刻な被害が出ておりました。)

 

最終日は、益城町と熊本市内の寺院を訪ね、備後教区少年連盟が取り組んでいる「おさがり袋」をお供えさせていただきました。この取り組みは、お菓子を詰めた袋をお寺のご本尊(阿弥陀さま)にお供えし、その後、お参りに来られている方々におさがりとしてお配りする活動です。袋にはご法話を記し、仏さまにお供えしたお菓子をいただきながら教えにも出遇っていただくことを目的にしています。今回は、この取り組みが余震の続く被災地で不安の中を過ごされる子供さん方の1回の笑顔に変わればという願いを込めて行いました。お寺を回ると皆さん被災の中を一歩一歩前進しようという思いを持っておられました。当初は大きなショックを受けられ、その落胆は相当なものだったであろうと想像します。しかし、そのことを感じさせない朗らかな笑顔や言葉で接してくださいました。DSC_0913

(おさがり袋。中にはお菓子が詰まってます。)

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(おさがり袋をお供えさせていただいた熊本市の浄福寺さま。前震で傾いた本堂は本震で全壊しており、本震前に本堂から運び出されたご本尊や仏具は難を逃れられたとのこと。)

 

今回の熊本来訪で一番強く感じたことは、復興は未だ途上であり、私たちに出来る支援はまだたくさんにあるということです。新聞やテレビなどのマスメディアやSNSで情報を収集する方法は数多ありますが、現地でしか知りえない感じられない情報もありました。

被災地の方々がそれぞれに復興に向いて動き出されるには、その思いを支える力が必要です。それが支援可能な状況にある私たちの役割でもあると思いますし、そのためには被災地を忘れないことや、被災された方々が被災の中で我々同様の日々を生き抜いておられるという現実に思いを寄せることが重要であると気づかせていただきました。

熊本地震から早3ヶ月が過ぎようとしていますが、今でも被災地では様々な苦難の中、復興に向けて1日1日を過ごしておられる方々がいらっしゃいます。その復興の一助となれますよう、これからも会としてどのような支援が出来るかを考え、実行し続けていきたいと感じる貴重な3日間でした。