子(に)育て(られる)。

みなさまこんにちは。
この度初めてコラムを書かせていただきます、尾道市の大田垣聖行と申します。

いきなりですが、『秋』といえば何を連想されますでしょうか?

食欲の秋?読書の秋?彼岸のお墓参り?はたまたハロウィン?

私の場合は、ズバリ

「運動会(長男の)」です。

なぜなら朝の準備・場所取り(重要ミッション‼︎)・後片付け・幼稚園の先生との慰労会等、父親である自分も運動会気分を味わえるからなのです。

そして何より、息子の成長を間近で見ることができるからです。1年前では出来ないようなお遊戯を見させてもらったり、かけっこで(2年連続!)1番だったりと、「大きくなったな。しっかりしたな。」と感じます。

ある飲料メーカーのCMで、

「子供の成長は毎日感じるけど、私は成長してるだろうか」

 

というフレーズがありました。

子供と過ごす生活の中で、何気なく息子が発した言葉に思わずハッとさせられたり、不意にとった行動に自分の有り様を考えさせられたり優しい気持ちになったりと、子供から気付かせてもらうような出会いがたくさんあります。

そう考えてみると子育てをしているつもりでも、父親である私が子供にいつも育てられているのだな、と思います。

阿弥陀さまのお育ての真っ只中で、父親として、人間として、もちろん僧侶として日々成長してまいりたいと思いました。

筆者 大田垣 聖行